news【メルマガ】インテージヘルスケアなるほど!通信 vol.6 Z世代にとってのヘルスケア価値観とは? 

インテージヘルスケアでは「ヘルスケア領域」や「マーケティングリサーチ」に関するトレンドやお役立ち情報を不定期にお届けするメールマガジンを発行しています。

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┗■ コラム:Z世代にとってのヘルスケア価値観とは? 
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Z世代は他の世代とは異なる価値観を持っていると言われていますが、ヘルスケアに関する価値観も他の世代とは違うのでしょうか?
そこで今回は、弊社の新入社員に”Z世代のヘルスケア”について生の声を聞いてみました。今回のメルマガでは、その結果をご紹介します。

ヘルスケアとは、自然に生活をすること

特別なことをするのではなく、食事、運動、睡眠などの日常生活をストレスにならない範囲で健康的に過ごすことをヘルスケアと捉えています。
また、自分の感覚や、自分自身が納得できることを大切にしています。

(女性)「毎日の入浴、スキンケア、ヘアケア、ストレッチなどをルーティーンにすること」

(男性)「不摂生をしない」

(男性)「自分がストレスを感じない範囲で定期的な運動、食事管理を行う」

■ヘルスケアでも重視する点は「タイパ」

なぜ、健康的に日常を過ごしているかというと、体調を崩すと病院に行くなどで時間が消費されることや、やりたいことが出来ない時間を過ごすことを避けたいからです。
処方薬ではなくOTCを使用する理由も、病院に行かなくても簡単に手に入る、病院で待つ時間がもったいないなど、手軽さだけでなく「タイパ」の意識が働いています。

※タイパとは、タイムパフォーマンスの略。費やした時間に対して高い効果や満足が得られることを「タイパが良い」と言います。

(男性)「病気になると病院に行くなど時間が消費されてしまうので、病気にならないようにできるかぎり予防する」

(女性)「(病気になってしまうと)1日の予定が崩れやりたいことができない」

(男性)(処方薬ではなくOTCを使用する理由)「病院で待つ時間がもったいない」 

■情報収集で確認するのは「情報発信者が誰なのか」「情報源がどこか」

生まれた頃から情報であふれる中を過ごしてきた世代というのもあり、発信者が誰なのか情報源はどこかを見て信頼できるかを判断しています。
ヘルスケアについては、専門家(医師・薬剤師)、企業、大学等などが信頼できる情報源と考えられているようです。

(情報が信頼できると感じるのは)

(男性)「ソースが企業や調査機関、大学等であるとき。確実性の高い証拠があるとき。憶測で述べていない。」

(女性)「発信者が誰なのかを見て信頼できるか判断する」

■OTCについて調べる方法は、「インターネットで検索」や「薬剤師さんに聞く」

SNSをよく使用している世代ですが、OTCについて調べる方法は異なるようです。
薬剤師が説明しているサイト・企業の公式サイト・ランキングサイトを見たり、お店で薬剤師さんに聞いたりすることで自分の症状に合った物を見つけていることが分かりました。
なお、薬剤師さんに聞くのも手っ取り早く信頼できる情報を手にいられるためと、ここにもタイパの意識が働いていることが見受けられます。

(女性)「症状のキーワードをネットで検索し、各公式ホームページで商品の説明を読んで最も自分に合ったものを選ぶ」

(男性)「ドラッグストアにいる薬剤師に尋ねる。一番手っ取り早い」

■自分の価値を感じるものであれば価格が高くても買いたい

製品を選ぶ際に大切にしている価値観は、自分に合うかどうか、自分が納得するか、自分が価値を感じるかということです。自分に合っていれば少し値段が張ることは構わないと思っています。単に安いだけでは魅力に繋がらないようです。
OTCにおいても、自分の症状に合っていて効果が高ければ、価格が少し高くても購入してもらえそうです。

(製品購入時の意思決定で大切にしている価値観)

(男性)「一番自分に合うものを選ぶ。自分にあっていれば高くてもよい。安いので自分に合わず使うのをやめるより、高い物を使い続けたい」

(女性)「同じような機能、パッケージで悩んだときは、どちらかというと価格が高いものを選ぶようにする。高い方がいいポイントがありそう。せっかく買うなら良いものを使用したい」


「なるほど!」はいただけましたでしょうか?
弊社では「Z世代リサーチ研究分科会」や「産学連携生活者研究プロジェクト」でZ世代について研究をしております。
また、Z世代を対象にした定量調査や定性調査、ワークショップも実施していますので、Z世代の理解を深めたい!という方は、ぜひ弊社担当者へお声がけください 。

<セルフヘルスケア市場について>
「健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート」では、健康目的で食べたり飲んだりする健康食品・サプリメント、加工食品、生鮮食品、医薬品等を総称するヘルスケアフーズ市場に加え、化粧品、ヘアケア、オーラルケア、健康・美容グッズ、スポーツ運動グッズ・サービス、施術・美容サービス、睡眠グッズ、入浴サービス・グッズを総称する市場を独自にセルフヘルスケア市場と定め、20分類に集約したヘルスベネフィット(利用目的)ごとの使用・利用実態をとりまとめています。

インテージヘルスケアでは、今後も生活者視点での情報収集・分析に取り組んでいきます。


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