私たちの収集したデータが
社会的なエビデンスになる。
地道な積み重ねの先にある、
仕事の大義。

  • メディカルエビデンス事業部
    メディカルエビデンス2部
    3グループ
  • 福田 陽子(2012年中途入社)
- Profile
当社への第一印象は、女性社員が活躍していて働きやすそうだということ。ワークライフバランスを大切にしながら、地に足をつけて働ける会社だと感じ、就職活動で当初見ていた業界と異なっていたものの、挑戦することにした。以来、一貫して製造販売後調査のデータマネジメントに携わる。

WORK現在の仕事内容

調査データがエビデンスに。
社会的な責任を担う、私たちの役割。

調査データがエビデンスに。
社会的な責任を担う、
私たちの役割。

私が現在担当しているのは、製造販売後調査(PMS)に関するプロジェクトの管理・運営といった“データマネジメント”の業務です。製造販売後調査とは、販売を開始した医薬品に対して行う調査のことで、有効性や安全性を確認し、新たな作用や副作用に関する情報を収集するために実施されます。具体的な業務としては、医師から調査票(症例データ)を受け取り、点検してデータベースに入力すること。内容に齟齬があれば医師への再調査を申請します。私たちが取りまとめる調査データは、医薬品を評価するためのエビデンスとして利用されるので社会的な責任も重大。最近では、インターネット経由で調査票を直接収集する方法が主流で、当社が提供するシステム「ADDIN」を使った調査が増えています。
プロジェクトチームのメンバーは約10名。私はプロジェクトの責任者という立場で携わることが多く、実際に手を動かすことは少なくなりましたが、調査の品質にかかわるお客様との重要な取り決めや、チームメンバーのマネジメント、時にはトラブルの対応など、日々発生する様々な課題を解決する役割を担っています。

MY STYLE私のスタイル

入社後に実感した、データマネジメントの難しさ。
周囲に相談しながら経験を重ねていく。

入社後に実感した、
データマネジメントの難しさ。
周囲に相談しながら経験を重ねていく。

かくいう私ですが、実は入社前はデータマネジメントという仕事をあまり深く理解していませんでした。規則に従って淡々とデータを入力するといったイメージを持っていたくらいです。ところが入社後、データ分析を効率良くかつ正確に行うには、さまざまな仕組みと柔軟性のあるマネジメントがいかに重要かを身をもって実感しました。例えばデータ収集に関しては、各調査の特徴に合わせて的確な仕様書を作成したり、入力時のルールを詳細に設定したりする必要がありますし、データ収集以外の部分でも調査票を見て齟齬があれば、その都度医師への再調査を申請する必要があるのです。このようなイレギュラーな対応ができるようになるには、やはり経験を積み重ねることが不可欠。そのため入社8年目の現在も、自分に足りない部分があれば、経験豊富な先輩に相談するようにしています。
プロジェクトの立ち上げが重なると、自分の分身が欲しいくらい忙しいことも。そんな時は、「この経験が必ず次に役立つ!」「プロジェクトが完了したら旅行に行こう!」と、ポジティブに仕事に向き合うようにしています。逆にゆとりのある時期はプライベートを充実させたり、自分なりにワークライフバランスを考えて、前向きに仕事に取り組んでいます。

FUTURE CAREERこれからのキャリア

自分のキャリアを見つめながら、
いつか部門間の架け橋として活躍したい。

自分のキャリアを見つめながら、
いつか部門間の
架け橋として活躍したい。

データマネジメントの仕事は、一見地味かもしれませんが、独自のスキルが求められる専門性の高い仕事です。また、私たちが取りまとめたデータから新たな作用・副作用が見つかることもあり、そこに大きな意義を感じています。誇りを持つというか、常に「プロフェッショナルとしての意識」を忘れないように心がけています。
実は、入社してしばらくは目の前の仕事にひたすら向き合うことでやりがいを感じられていたのですが、何年か過ぎたある日、「自分はなんでこの仕事をやっているのだろう?」と考えることがあって。ちょうど社内制度で年に1度のキャリア自己申告書を提出するタイミングだったので、申告書と向き合いながら改めてやりがいや意義を考える中で、自分たちが価値ある情報を取り扱っていることを再認識しました。以来、自己申告書を書く度に気持ちを新たにしています。
また、2019年の経営統合後、社内に新しい風が吹き始めているように感じます。これまでずっとCRO部門でキャリアアップしてきた私ですが、そろそろ新しいことにチャレンジしたいと思い、現在はリサーチ部門の仕事にも興味を持っています。そこで、まずはリサーチ関連の社内Webセミナーにも参加し、理解を深めているところです。これまでのCRO部門での経験を活かして、2つの部門の架け橋となるような仕事にチャレンジできたら面白そうだなと考えています。

DAILY SCHEDULE1日のスケジュール

09:00
出社。メールのチェックなど。
09:15
今日入力予定の調査票のチェックや取りまとめを行う。
10:00
グループ内ミーティング。進捗状況の確認、業務に関わる情報共有などを行う。
11:00
お客様とリモート会議。再調査の手順などを確認する。
12:00
昼休み。
13:00
データ入力のメンバーとの打ち合わせ。入力の進捗管理やチェックなど。
15:00
社内ミーティング。解析部門のメンバーとデータ入力の仕様について打ち合わせ。
16:00
ヘルプデスク対応。医師から問い合わせのあった専門性の高い案件について電話で応対。
16:30
メールの返信、明日のスケジュールチェックなど。
17:30
退社。