多様なデータで
医療消費者を
納得の選択へと導く

代表取締役社長村井 啓太

ヘルスケア業界を、
医療消費者視点で
捉えられる会社でありたい

「医療」という言葉に、みなさんはどういうイメージを持っていますか?
病院へ行き診断を受け、薬を処方してもらう。ドラッグストアへ行き市販薬を買う。サプリメントを飲む。日々の食事に気をつける…等。当社はこれらの行動をすべて「医療の消費」だと考えています。そしてこうした行動をとる人々を総称して、私たちは「医療消費者」と呼んでいます。つまり、今すぐ治療を必要としている患者に限らず、医療・健康関連商品やサービスを利用する人たちは全て「医療消費者」だと考えています。
本来、消費を表すconsumptionという英語は、物事を使い尽くすという意味合いを持っています。それに加え、現代では生活を豊かにするという意味合いも持ちます。
そう考えると、私たち生活者は「医療」の「消費」を通じて、“病気を治す”というような、マイナスをゼロにするということだけはなく、“さらにアクティブに生活する”というような、よりポジティブな状態への変化を追求しているということになります。

こういった背景を踏まえて当社は、情報に命を与え、医療を享受する人、医療を提供する人、健康を願うすべての人々、つまり「医療消費者」が納得の選択をすることを使命とし、「Healthier Decisions」というビジョンを掲げています。

変わる医療データの世界で、
当社の役割はより大きくなっていく

当社はマーケティングリサーチ、レセプト*などのセカンダリデータ、臨床試験、製造販売後調査など様々な方法で得た多種多様なデータを収集し、分析を行っています。一方で近年は、スマートフォンを始めとする様々なデバイスによるバイタル*や日々の生活のログなどのデータも世の中に溢れるようになりました。おそらく今後は、医療消費者の行動をFactデータとして集めるだけではなく、それらのデータの特徴を活かしてより深く生活者を理解したうえで、製品やサービスを届ける事がヘルスケア業界で求められるようになりますし、その動きは他の業界にも拡大していくと考えています。

このような変化のある環境下で、我々「インテージヘルスケア」という会社が持つソリューションや人材に対して、大きな期待を持ってくださるお客様は多くいらっしゃいます。そして、超高齢化社会を迎えていく今だからこそ、私たちが果たすべき役割はさらに大きくなっていると言えるでしょう。もちろん、まだまだ足りていないパーツもありますが、新たな“付加価値ビジネス”の創造にチャレンジをしていますし、そのチャレンジに加わってくれる仲間が増えることを楽しみにしています。

*レセプト(診療報酬明細書):医療機関が患者に対して行った医療行為や傷病名などの詳細データ
*バイタル:「脈拍(心拍)」「呼吸」「血圧」「体温」といった人間の生命活動における指標

「次もあなたと仕事したい」、
と言われる人を目指したい

最近話題の生成AIは、私も遊びとして使ってみることがあります。確かに、すごいと思わせる返答が返ってくることも多いですし、将来我々の仕事が奪われてしまうのではないかと怖くなる事もあります。ただ、こういった新しいものに対して、「これは何故だろう」「こういう事をしたい」と知的好奇心を持って接することは、仕事をするうえでとても重要だと思います。こうした好奇心を持つ人達が集まる会社って私はとてもワクワクします。
仕事はやるべき事、やらなくてはいけない事も多くありますが、そういった中でも当社は好奇心を持ち続けられる人の集団でありたいです。

もう1つ、働く上で大事にしている事があります。これまで私自身も、初めは「この仕事は辛いだろうなぁ」と感じつつ、それでも「傍観しているのはなんだか嫌だ」と思って自分ごととして捉え、取り組んだ仕事がいくつかあります。結果として、予想通り辛かった事もありましたが、それ以上に楽しい事も多くありました。
仕事は当事者になった方が圧倒的に楽しい、と私は考えています。当事者となり、様々なことを自分ごと化して捉え、取り組む人に対してチャンスが巡ってくる。そんな会社でありたいと思っています。

結局、好奇心を持つことも当事者意識を持つことも、「仕事が楽しくなる」ということに通じるのだと思います。
楽しく仕事をしていると、お客様からも「なんだか村井さん楽しそうだから、次も一緒に仕事しようね」と言われます。
楽しみながら仕事に取り組み、顧客の課題を解決し、我々も成長していく、そんな素敵な会社を目指しています。