HEOR・エビデンス構築支援
がんに関するShared decision makingの現状把握
企業・組織
- 医療用医薬品
- アンケート系医学研究
- Shared decision making
事例概要
目的
このプロジェクトの目的は、日本における特定のがん種の患者と医師の治療選択に関する意思決定プロセスの現状を把握することでした。
研究デザイン
当社は、治療における医師の意思決定プロセスと、患者が希望する意思決定プロセスとのギャップを確認する為、がん患者と医師を対象としたWebアンケート調査の実施を計画し、がん患者約100名と治療医師約130名から回答が得られました。
成果
調査の結果、一般的なイメージよりも、患者は治療の意思決定に積極的に関与したいと望んでおり、また医師もそのことを認識しているという実態が明らかになりました。また健康関連の生活の質が低い患者ほど、意思決定に関与することを好む傾向が見られました。本調査の結果はShared decision makingのあり方を検討するための示唆となったと考えられます。