HEOR・エビデンス構築支援

医療従事者の負担を測定する評価尺度の作成

企業・組織
  • 医療用医薬品
  • 評価尺度作成
  • アンケート系医学研究

事例概要

目的

このプロジェクトの目的は、ある特定の症状の治療・ケアを行う医療従事者の負担を測定する尺度を開発し、初期評価と検証を行うことでした。

研究デザイン

当社では3つのフェーズに分けて評価尺度の開発を行いました。まずフェーズ1として文献レビューを実施し、その症状の治療・ケアを行う医療従事者の負担に関連する項目を広範に抽出しました。次に、医師約20名、看護師約20名を対象に定性インタビュー、ワードコーディングを行い負担尺度のドラフトを作成しました。

次にフェーズ2として、有識者数名へのインタビューにて負担尺度のドラフトの検証を行いました。さらに、医療従事者を対象にコグニティブデブリーフィングを行い、約30項目の負担尺度を作成しました。

フェーズ3では、作成した負担尺度の理解度を確認するために、約70名の医療従事者に対するパイロット調査が行われました。その後、合計約600名が参加する本調査を実施し、回答データを詳細に解析し、最終的に約20項目の負担尺度項目を特定しました。

成果

この尺度は開発の過程で、内的妥当性及び構成概念妥当性など様々な検証と確認が行われました。今後、本負担尺度を活用することで、その症状の治療・ケアに関わる医療従事者の負担軽減を目的とした施策の検討などに役立つことが期待されます。

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