newsQuick調査レポート「糖尿病の名称変更に関する調査」(医師&患者)

2022年11月、日本糖尿病協会より「糖尿病」の名称変更を検討する方針が発表されました。
当社では、日常的に糖尿病の診療を行っている「糖尿病内科・一般内科・循環器内科・腎臓内科」の医師、および糖尿病患者を対象に、糖尿病の名称変更に関する調査を実施しましたので、ご報告いたします。

株式会社インテージヘルスケア ヘルスケアリサーチ2部/Quick Surveyグループ

調査結果サマリー

  • 患者は医師の認識よりも「糖尿病」という名称に抵抗を感じており、特に若い世代や女性でその傾向が強い。
  • 患者の多くは、糖尿病であることによる社会的な不利益を実際に経験したことはないが、ほぼ全員が、糖尿病という病気に結び付けられた世間のイメージ(偏見)は感じていた。ただし、そのようなイメージのうち、名称が直接影響しているものは一部に限られた。
  • 「糖尿病」の名称変更に反対する患者はほぼいなかったが、半数は「どちらでもない」と判断を保留。一方、医師では反対が半数で、賛成を大きく上回り、電子カルテの変更をはじめとする、臨床現場に与える影響の大きさへの強い懸念が窺えた。
  • 名称変更によって、病気に対する世間の正しい理解が進み、偏見が払拭されることに期待感を示した医師・患者は現状では多いとは言えず、新名称も未定である中で、名称変更のもたらす効果に確信が持てない状況が読み取れた。
  • また、名称に伴う偏見をなくすには名称変更だけでは難しく、病気に対する正しい知識を浸透させるための取り組みこそが必要との意見も、医師・患者の両者から確認された。

調査概要

医師患者
調査方法インターネット調査(全国)
※TenQuick使用
調査対象最近1ヶ月間に、薬物治療を実施した糖尿病患者が50人以上の医師
(糖尿病内科/一般内科/循環器内科/腎臓内科)
※プラメドパネル使用
現在、糖尿病の治療のために通院し、薬物治療を実施している患者
有効回答Total:424s

•HP/GP糖尿病内科:107s
•GP一般内科:101s
•HP循環器内科:106s
•HP/GP腎臓内科:110s

※HP/GPは20床区切り
Total:1049s

•30代以下:45s
•40代:81s
•50代:169s
•60代以上:754s

•男性:725s
•女性:324s
調査時期2022年12月9日 ~ 12月13日 2022年12月9日~12月12日
調査主体株式会社インテージヘルスケア ヘルスケアリサーチ2部/Quick Surveyグループ

調査結果の詳細につきましては、以下の資料をご覧ください。(無償レポート)

調査レポート
株式会社インテージヘルスケア

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