news2020年12月度 市販薬(OTC)市場トレンド

2020年12月度 市販薬(OTC)市場トレンド
全国的な低気温と乾燥で、手荒れ対策の皮膚用薬が好調!
総合感冒薬は、天候による後押しも効果なく、不振が継続

当社は、全国一般用医薬品(OTC)販売動向調査のデータを基に、「2020年12月度 市販薬(※1)市場トレンド」を発表しました。

※1 市販薬:ドラッグストアや薬局で販売される一般用医薬品(OTC)のこと。当社データは指定医薬部外品を含みます。

調査結果

◆ 12月度の販売金額は993億円、前年同月比では94.4%。過去5年間の12月としては最低水準だった「市販薬市場の販売金額推移」

12月度の市販薬の市場規模は993億円、前年同月比は94.4%でした。過去5年間の12月の販売金額の平均を100とした場合の指数は95.2と最低水準でした。新型コロナウイルスによる影響が継続していることが不振の要因となっています。

◆ 前年より気温が低く乾燥傾向にあったため、ひび・あかぎれ、手荒れ・保湿対処の製品が伸長「主要薬効の販売金額および前年比」

[好調だった薬効]
店舗での販売金額が1位だったカテゴリーは皮膚用薬(殺菌消毒剤を除く)で、89.8億円、前年同月比128.1%と大きく伸長しました。前年に比べて気温が低く、空気が乾燥傾向にあったためと考えられ、細かく見ると、手荒れへの保湿を訴求した製品で前年同月比175.3%、ひび・あかぎれに対処する製品で160.1%、乾燥によるかゆみ肌対策の製品で120.8%と、軒並み大幅にプラスとなっています。
殺菌消毒剤は、感染症予防対策の代表的な薬効として好調を維持しつつも、伸び率は鈍化傾向にあり、販売金額は50.4億円、前年同月比では235.4%となっています。

[不調だった薬効]
新型コロナウイルスの影響で不調が続く薬効の動向に、大きな変化はありません。
総合感冒薬は、マスクの着用や手洗い、うがいなどの感染症予防対策の定着により、厳しい状況が続いています。全国的な低気温や空気の乾燥も後押し要因とはならず、販売金額84.8億円、前年同月比では67.9%でした。そのほかの風邪関連薬についても、鎮咳去痰剤が前年同月比67.8%、口腔用薬(のどスプレータイプなど)が85.7%、葛根湯(漢方薬)が89.1%と大幅なマイナスが続いています。
ドリンク剤やミニドリンク剤も、外出自粛の影響が長く続いているカテゴリーです。ミニドリンク剤で特に不振だったのは、例年、年末の飲み会シーンなどで需要が高い肝臓水解物配合の製品や、風邪薬と一緒に売れる傾向にある滋養内服薬でした。
また外用鎮痛・消炎剤は、訪日観光客に人気の製品の不振により、前年同月比94.3%でした。
目薬もインバウンド需要激減の影響を受け86.9%とマイナスだった一方で、国内の個人消費データ(※2)で見ると、主に中高年向けの高機能目薬の購買が伸長しており、これにより購入平均単価の上昇傾向(※3)が加速しています。

※2 全国消費者パネル調査。全国52,500人の消費者の買い物データ(SCI)
※3 目薬の購入平均単価は2018年が359円、2020年が402円と上昇傾向(各年とも、花粉症シーズンおよび新型コロナウイルスの影響により購買行動が混乱していた時期を除いた6-12月のデータ)

お知らせ

報道関係各位

2017年10月より毎月お届けして参りましたプレスリリース「市販薬(OTC)市場トレンド」(※4)は、今回をもちまして月次データでの配信を終了し、今後は不定期での配信を予定しています。市場規模や薬効別の販売データなどをご希望の場合は、無償でご提供いたしますので、お気軽にご連絡ください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

※4 2019年4月の当社経営統合前の株式会社アンテリオの配信分を含みます。またプレスリリースのタイトルは、途中で適宜変更しております。

SDI(全国一般用医薬品パネル調査)◆1960年調査開始 

※2018年4月度から調査設計を変更しました

対象業態OTC医薬品を販売しているドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア
エリア
全国
調査店舗数3,245店舗
データ収集方法POSデータのオンライン収集
対象カテゴリー医薬品、指定医薬部外品
(対象カテゴリーのバーコードが付与されている商品のみ)
調査項目各店舗におけるバーコード別の販売年月日、販売個数、販売金額など
プレスリリース

株式会社インテージヘルスケア

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