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インテージヘルスケアとWelbyが業務提携
~両社アセットの活用により、PHRとePRO事業の拡大を目指す~

株式会社インテージヘルスケア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:仁司与志矢)と株式会社Welby(本社:東京都中央区、代表取締役 比木武)は、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)やePRO(電子的患者報告アウトカム)におけるさらなるデータ活用を推進することを目的とし、業務提携契約を締結しました。

1.業務提携の目的

インテージヘルスケアは、ヘルスケア領域に特化したマーケティングリサーチとCRO(医薬品開発業務受託機関)をコアビジネスと位置づけ、インテージグループのヘルスケア領域を担う各社(※)と一体となり、一般用・医療用医薬品から医療機器まで、あらゆる課題に対して最適な意思決定をサポートしています。
Welbyは、PHRのリーディングカンパニーとして、治療領域に特化したPHRプラットフォームサービスを展開。各疾患に特化したスマートフォンアプリを企画・開発し、患者のデータ(PRO: Patient Reported Outcome。患者報告アウトカム)を医療従事者がリモートで管理することを実現するなど、治療支援デジタルサービス事業を中心にサービスを展開しています。

医薬品開発および医療経済分野において、患者の治療への参加や服薬アドヒアランス(積極的に意思決定に関わり、薬を服用すること)など、患者視点が今後さらに重要になる中、両社の持つアセットを相互に活用することでPHRやePRO事業の拡大を目指します。

(※)株式会社協和企画、株式会社医療情報総合研究所、株式会社プラメド、Plamed Korea Co., Ltd.

2.業務提携の内容

両社は、患者を中心とした医療の最適化に向けて、経験・実績の活用による貢献について検討を進めてきました。

インテージヘルスケアは、25年以上にわたるCROサービス(臨床研究・臨床試験・製造販売後調査)の経験・実績により蓄積された、幅広い診療領域や試験・調査規模に対応するノウハウを生かした提案型のサービスを提供しています。マーケティングリサーチ分野においても、従来から有する医療現場理解への高い専門性と豊富なリソースを活用し、知識と実績に基づいた課題解決に貢献しています。
Welbyは、「Empower the Patients」を事業ミッションに掲げ、糖尿病・高血圧症などの生活習慣病をはじめとするさまざまな疾患の治療分野において、患者の自己管理をサポートするPHRプラットフォームサービスを展開しています。医療者を介した患者へのアプリ普及のほか、医療機器メーカーや医薬品卸事業者、製薬企業との連携、ウェブマーケティングの実施など、多様な拡大施策を実施しており、2019年12月末時点で各アプリの合計ダウンロード数は68万に達しています。

インテージヘルスケアが蓄積してきた豊富な知見と、Welbyが業界に先駆けて取り組んできたPHRやePROの仕組みとノウハウを相互に活用することで、RWD(Real World Data。実際の診療行為に基づくデータ)による新薬開発や研究、さらには医療経済性評価において、患者アウトカムデータ解析に基づく費用対効果の分析やQOL(Quality of Life。生活の質)の測定などへの貢献を目指します。
また、マーケティングやプロモーション支援、調査・分析においても、両社のサービスの拡充を図っていきます。

プレスリリース

株式会社インテージヘルスケア

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