news【旧アンテリオ】第28回 生活健康基礎調査 ~「健康」に関する消費者の意識および実態調査(アクティブシニアの健康編)~

※こちらのニュースは旧アンテリオの記事です。

50~70歳代男女の健康に関する意識と実態を調査
アクティブシニアは「体重測定」「血圧測定」「運動」が日課?!
60歳代以上の男女の悩み第1位はやっぱり「自分の健康」

当社は、全国の16~79歳の男女2632人を対象に、「健康」に関する意識と実態の把握を目的とした自主企画調査「生活健康基礎調査」を実施しました。
今回はその中から、50~70歳代男女の健康に関する意識と実態に関して調査結果をまとめました。

調査結果のポイント

  • 50~70歳代の各性・年代全てで「自分の健康」と「家族の健康」が悩み事の3位内にランクイン
  • 「家族の介護」の悩みは50歳代女性で5位にランクイン
  • 50~70歳代の男女が関心のある症状は「物忘れ」「老眼」「筋力の低下」「高血圧」
  • 70歳代男性の約7割は一週間のうち、2日以上運動している

調査結果の詳細

60、70歳代の悩みは「自分の健康について」が1位!「現在悩んでいること」ランキング

自身の生活において悩んでいることに関しては、50~70歳代の各性・年代全てで「自分の健康」と「家族の健康」が3位内にランクインしました。特に、「自分の健康」は60、70歳代の男女で悩みの1位となりました。「家族の介護」の悩みは50歳代女性で5位にランクインしており、家族の介護に関する悩みを持つ方が多い年代であることがわかりました。また、男性は70歳代になると身の回りの安全や生活環境についての悩みが上位にあがってくることもわかりました。

【問:あなたご自身の生活について、現在悩んでいることをお答えください】※複数回答

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50~70歳代が関心のある症状は・・・?「関心のある症状ランキング」

性・年代別に関心がある症状について聞いたところ、男性は、50~70歳代で老眼と高血圧がランクインしました。また、年代が上がるにつれ、筋力の低下や排尿のトラブルといった症状への関心も高くなってくることがわかりました。一方、女性はどの年代の回答にも物忘れ、筋力の低下がランクインしています。

【問:関心があったり、気になったりしていること(症状があるかどうかは問わない)をすべてお答えください】※複数回答

図表画像

アクティブシニアは「体重測定」「血圧測定」「運動」が日課?!「健康のために行っていること」

健康のために行っていることとして、体重測定、血圧測定、運動の頻度を聞いたところ、70歳代男性では三項目とも「ほとんど毎日」行っている人が最も多い割合となりました。特に運動については、「ほとんど毎日」と「週に4~5日程度」、「週に2~3日程度」を合わせると7割近くの人がなんらかの運動を定期的に行っていることがわかりました。一方、まだ働いている人が多い50、60歳代では、運動を週に2日以上行っている人の割合は4割以下にとどまりました。週に2日以上運動をしている割合を男女別で比較すると、男性50歳代が約3割なのに対し女性50歳代では約4割、男性60歳代が約4割なのに対し女性60歳代では約5割と、女性の方が運動をする頻度の高い方が多いことがわかりました。

【問:あなたが最近1年以内に、美容や健康のために行っていることについて、あてはまる頻度をお答えください】

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考察

男性は50歳代から70歳代の間に定年退職をし、余暇の時間が増えるなど、生活環境に大きな変化があります。また、加齢に伴って自分の健康に対する悩みも多くなり、シニアならではの体の症状への関心も高まってきます。そこで、退職することで得られた余暇を、日々の運動や体重測定、血圧測定などといった健康のための活動の時間に充てているようです。

女性も男性と同様、50歳代から60歳代、70歳代と年を重ねる中で、1番の悩みは「家族の健康」から「自分の健康」へと移り変わっていきます。男性の50歳代はまだまだ現役で、運動をする時間も取れないのが現状のようですが、女性は50歳代でも健康のために運動をしている方が多いようです。

「団塊世代」が70歳代に差し掛かる今、自分の健康に悩んだり、不安を抱えたりする人々はますます増えていくと考えられます。シニア世代の健康のための行動や、健康関連商材の購買動向に注目していきたいです。

調査概要

「生活健康基礎調査」は、生活者の健康状態・健康意識、OTC薬の使用実態を捉え、OTC薬と生活者との関わりに関する経年データを整備することを目的としたものです(本年で28回目)。今回の調査より対象年齢上限を69歳から79歳に拡大しています。なお、このリリースは本調査の中から、調査結果を抜粋して作成しています。

調査対象者16~79歳の男女個人
調査地域京浜・京阪神
サンプル抽出・調査方法株式会社インテージが保有する郵送調査モニターを対象に、国勢調査による人口構成比に合わせて割当抽出し郵送調査を実施
有効サンプル数男女計2632サンプル
本リリース掲載にあたり使用した年代別サンプル数
男性
50歳代 232
60歳代 214
70歳代 177
女性
50歳代 207
60歳代 224
70歳代 228
調査実施期間2018年4月11日(水)~2018年4月27日(金)
調査主体株式会社アンテリオ コンシューマーヘルスケア事業部
コンシューマーヘルスケア・ソリューション部
プレスリリース
株式会社インテージヘルスケア

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