Welbyとインテージヘルスケアの資本業務提携に関するお知らせ
Welbyとインテージヘルスケアの資本業務提携に関するお知らせ
~PHRプラットフォームによるリアルワールドデータ活用を中心とした事業推進を強化~
株式会社Welby(本社:東京都中央区、代表取締役 比木武、以下Welby)と、株式会社インテージヘルスケア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:仁司与志矢、以下インテージヘルスケア)は、PHR(Personal Health Record:個人によって電子的に管理される自らの健康・医療情報)やePRO(Electronic Patient Reported Outcome:電子的患者報告アウトカム)においてさらなるデータ活用などを推進することを目的とし、資本業務提携しました。
1.資本業務提携の目的
Welbyは、PHRのリーディングカンパニーとして、治療領域に特化したPHRプラットフォームサービスを展開。各疾患に特化したスマートフォンアプリを企画・開発し、患者のデータ(PRO: Patient Reported Outcome。患者報告アウトカム)を医療従事者がリモートで管理することを実現するなど、治療支援デジタルサービス事業を中心にサービスを展開しています。
インテージヘルスケアは、インテージグループにおけるヘルスケア事業の中核企業として、ヘルスケア領域に特化したマーケティングリサーチとCRO(医薬品開発業務受託機関)をコアビジネスと位置づけ、インテージグループのヘルスケア領域を担う各社(※1)と一体となり、一般用・医療用医薬品から医療機器まで、あらゆる課題に対して最適な意思決定をサポートしています。
このたびインテージヘルスケアがWelby株式の一部を取得することによって、両社は提携の発展および協業の強化を図ります。医薬品開発や医療経済の分野において、「患者の治療への参加」や「服薬アドヒアランス(積極的に意思決定に関わり、薬を服用すること)」などの患者視点がさらに重要になる中、両社の持つアセットを相互に活用することでPHRやePRO事業の一層の拡大を目指すものです。
※1 株式会社協和企画、株式会社医療情報総合研究所、株式会社プラメド、Plamed Korea Co., Ltd.
2.資本業務提携の内容
両社は2020年5月、以下(1)~(3)の領域を中心とする協業を旨とする業務提携基本契約を締結しています。
(1) 臨床研究(市販後調査を中心としたもの)
(2) 臨床研究(リアルワールドエビデンス関係)
(3) 製薬企業等向けリサーチ案件
インテージヘルスケアは2021年1月26日付で、Welby株式の一部を市場外の相対取引により取得しました。これにより両社は協業関係を一層強化します。
両社は、ヘルスケア事業におけるPHRプラットフォームなどを活用したRWD(リアルワールドデータ)や、RWE(リアルワールドエビデンス)を利用したePROやPMS(製造販売後調査)などの事業を展開するほか、より迅速な協業の推進を目的とする人的交流を検討しています。