news2019年12月度 市販薬(OTC)市場 薬効別ランキング

2019年12月度 市販薬(OTC)市場 薬効別ランキング
ジェルタイプなどの手指消毒剤が売上前年比178%
昨年の約2倍のインフルエンザ報告数の影響で

当社は、全国一般用医薬品(OTC)販売動向調査のデータを基に、「2019年12月度 市販薬(※1)市場 薬効別ランキング」を発表しました。

※1 市販薬:ドラッグストアや薬局で販売される一般用医薬品(OTC)のこと。当社データは指定医薬部外品を含みます。

調査結果

◆ 12月度の販売金額は1,052億円、前年同月比98.4%だが、過去5年間でみると平年並み「市販薬市場の販売金額推移」

12月度の市販薬の市場規模は1,052億円、前年同月比98.4%で3か月連続のマイナスでしたが、過去5年間の12月の平均を100とした場合の指数は100.8であり、平年並みという結果でした。

◆ 昨年の2倍のインフルエンザ流行の影響で、手指消毒剤が売上前年比178%と大幅増!「好調薬効トップ5、不調薬効ワースト5(金額前年同月差)」

12月は前年と比べると気温がやや高い地域が多く体調を崩す人が少なかったためか、総合感冒薬の売上が前年比マイナス4.5億円と大きく下回りました。風邪の流行とともに売れるミニドリンク剤も同様でした。また肌の乾燥による痒みに悩む人も少なかったようで、皮膚用薬(殺菌消毒剤除く)も不調でした。
一方で、12月のインフルエンザの報告数(※2)は昨年に比べると2倍以上でした。インフルエンザの流行にあわせて売上が増加するのが殺菌消毒剤。前年比プラス2.2億円と好調で、中でもジェルタイプの指定医薬部外品を中心とした手指消毒剤が前年同月比178%という結果でした。

※2:国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html)より53週までの報告数

SDI(全国一般用医薬品パネル調査)◆1960年調査開始 

※2018年4月度から調査設計を変更しました

対象業態OTC医薬品を販売しているドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア
エリア
全国
調査店舗数3,245店舗
データ収集方法POSデータのオンライン収集
対象カテゴリー医薬品、指定医薬部外品
(対象カテゴリーのバーコードが付与されている商品のみ)
調査項目各店舗におけるバーコード別の販売年月日、販売個数、販売金額など
プレスリリース

株式会社インテージヘルスケア

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