【旧アンテリオ】2019年2月度 一般用医薬品(OTC)薬効別ランキング
※こちらのニュースは旧アンテリオの記事です。
2019年2月度一般用医薬品(OTC)市場 薬効別ランキング
昨年より一週間早い立ち上がり!花粉関連薬が大幅伸長
暖冬で不調に転じた風邪関連薬
当社は、全国一般用医薬品(OTC)販売動向調査のデータを基に、「2019年2月度一般用医薬品 薬効別ランキング」を発表しました。
調査結果のポイント
- 前年2月が好調だった反動もあり、前年比98.7%で4ヵ月ぶりの前年比マイナスに
- 鼻炎治療剤などの花粉関連商品が大幅伸長。一方、インフルエンザの患者数も減少がみられ風邪関連商品が不調
- 今年は「早く」「短い」花粉のピーク
調査結果
1.前年2月が好調だった反動もあり、前年比98.7%で4ヵ月ぶりの前年比マイナスに。 「一般医薬品(OTC)市場の販売金額推移」
2月のOTC関連薬市場の販売金額は、前年同月比98.7%の877億円でした。昨年10月から4か月連続で前年の販売金額を上回る好調が続いていましたが、当月は、昨年2月が好調だった反動もあり、前年割れに転じました。
2.鼻炎治療剤などの花粉関連商品が大幅伸長。一方、インフルエンザの患者数も減少がみられ風邪関連商品が不調。 「好調薬効トップ5、不調薬効ワースト5(金額前年同月差)」
昨年に比べて気温が高い地域が多かったため、インフルエンザの報告数は先月から大きく減少し、前年同月を下回りました。体調を崩す人が少なかったせいか、総合感冒薬や鎮咳去痰剤などの風邪関連薬が大幅なマイナスとなりました。特に総合感冒薬は、過去4年の2月の販売平均を100とした「4年指数」で最低水準となりました。一方、例年よりも花粉の飛散が早かったと推測され、鼻炎治療剤やアレルギー用目薬などの花粉関連薬が好調で大幅にプラスとなりました。
【2月のトピック: 昨年に比べて「早い」 花粉関連薬の販売金額立ち上がり】
2月の平均気温は東京で前年比プラス1.8度、大阪ではプラス2.5度となり、昨年に比べて気温が高い地域が多くなりました。各地とも花粉シーズンの開始は昨年よりも早くなっているようで、花粉関連薬の販売金額も、昨年に比べて1週間ほど早く増え始めています。
※2019年3月28日付ニュースリリース「2019年2月度一般用医薬品(OTC)市場 薬効別ランキング」の記載を一部修正
SDI(全国一般用医薬品パネル調査)◆1960年調査開始
※2018年4月度から調査設計を変更しました
対象業態 | OTC医薬品を販売しているドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア |
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エリア | 全国 |
調査店舗数 | 3,245店舗 |
データ収集方法 | POSデータのオンライン収集 |
対象カテゴリー | 医薬品、医薬部外品 (対象カテゴリーのバーコードが付与されている商品のみ) |
調査項目 | 各店舗におけるバーコード別の販売年月日、販売個数、販売金額など |